小寒|1月5日

完全防寒で迎えた、静かな朝

撮影日2025年1月5日、小寒。
寝坊しないように前夜から準備して、しっかり目覚めたまでは良かったのだけれど……。
思いのほかダラダラと支度してしまい、気がつけば空が少し明るくなっていた。
あわてて自転車にまたがり、いつもの田んぼへ向かう。

自転車で5分もかからないこの場所には、広々とした田園風景が広がっている。
「田舎」とまではいかないけれど、この景色には不思議と心が落ち着く。
たぶん、体の奥深くにある「原風景」が反応しているんだろうと考えると合点がいく気がする。

田んぼは、刈り取られた稲の根が、刈り取られたあとのままそこにいる。
お役御免と次の田植えの時期をじっと待つ。
彼らが掘り起こされるのはまだまだ先の季節のようだ。

朝の気温が1℃のこの日、一切の肌を露出させない完全防備で出かけた。
ダウンジャケット、ネックウォーマー、レッグウォーマー、耳あて、手袋、防風パンツ。
目元以外、ほとんど肌は出ていない。
ここまで来ると、寒さを感じる余地はほとんどない。

「この時期だけの冷え込みを味わうべきなのかもしれない」とも思うけれど、風邪はひきたくない。だから、これでいいのだ。


さて、そんな小寒の風景。
正直、冬至とそれほど大きな違いがあるわけではない。
でも、それがまた自然の営みらしくて、なんだかいい。

この時期のこの地方は晴天が続く。
雲一つない空というのも珍しくない。
空気が澄んでいるので、日の出もこの上なく美しく見られる。
日の出を見るなら冬だなぁと、いつか見た冬の日の出と重ねて今この時を感じている。

さて「カメラの勉強をする」と言っていたのに、なにもせず気がつけばもう二週間が過ぎていた。
……これは、なかなか手をつけないやつだなと自分でよく分かっている。

それでも、こうしてなんとかなってしまうのがありがたい。
文明の力と、少しのやる気に感謝しながら、今年もゆるく、それでも本気で続けていきたいと思う。

次の節気は「大寒」。
一年でもっとも冷え込む頃だ。
今度は、どんな景色が見られるだろうか。

季節は、ただ静かに巡っていく。
その流れの中で、また少し、わたしも動いていけたらと思います。
それでは、また次の季節でお会いしましょう。

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小寒