

清明|4月4日
目覚めゆく空と、静かな朝の気配


撮影日2025年4月4日、清明。
すべてのものが清らかで、いきいきとしはじめる頃。
暖かくなってきたとはいえ、朝はまだ冷え込む。
それでも、なんとか4時に起きて、眠気を振り払うようにさっとシャワーを浴びた。
身体を温めてから、いつもの撮影スポットへ向かう。
東の空には、うっすらと夜明けの気配。
空全体はまだ暗いままだが、ゆっくりと明るさが広がっていく。
太陽の出る位置は、冬と比べるとかなり東へと傾いてきた。
同じ場所に立っているはずなのに、まるで違う場所に来たような感覚になる。

鳥たちのさえずりが、朝の訪れを知らせてくれる。
田んぼには大きな変化は見られないが、雑草が明らかに伸びてきていて、
ところどころに機械が入った跡もある。田植えに向けた準備が、静かに進んでいるようだ。
手に持ってきたホットカフェオレが、日の出までの時間をつないでくれる。
時折、カラスの鋭い鳴き声に驚かされながら、じっとその時を待つ。
東の空には、金星がくっきりと輝いていた。
肉眼でははっきり見えるのに、カメラではうまく捉えられないのがもどかしい。
逆に、雲の濃淡などは、目よりもカメラのほうがはっきりと映し出すこともある。
この地方は比較的天気が良い日が多い。
だからこそ、こうして晴れた朝に出会える機会も多くて、本当にありがたい。



始発と思われる電車が、すっと音を立てて通り過ぎていく。
車内にはまだ乗客の姿は少ない。
でもその走る音が、確かに「今日という1日が始まった」と教えてくれている気がする。
空がだいぶ明るくなってきても、太陽はなかなか姿を見せない。
カラスたちは相変わらず言い争っているようで、その声をBGMに、
私はただ静かに時間の流れを味わっている。
真冬のような底冷えはもうないけれど、それでもやっぱり少し寒い。
年齢を重ねるにつれて、風邪が治りにくくなったと実感するからこそ、
防寒だけは油断せず、しっかり身につけている。
春はもうすぐそこにあるけれど、油断は禁物なのだ。
※追記:この2週間後に風邪をひく(汗)
季節は、ただ静かに巡っていく。
その流れの中で、また少し、わたしも動いていけたらと思います。
それでは、また次の季節でお会いしましょう。




