

白露|9月7日
朝の涼しさが、季節の変わり目を告げる


撮影日 9月7日、白露当日。
午前4時45分、まだ薄暗い空の下、いつもの場所へ向かいました。
まだ名古屋は、日中には35度を超える暑さが数日続く予報でした。
ただ朝の空気は涼しく、湿気も少なくてとても過ごしやすいです。
夏の終わりと秋の始まりが交差するような、静かなひとときでした。

あたりを見渡すと、夏の朝にあれほど飛び交っていたコウモリの姿が少なくなっていました。季節の移ろいを、こんな小さな変化の中にも見つけることができます。
耳を澄ませば、草むらからは鈴虫やコオロギの声が重なり合い、夜明け前の景色に秋の気配を添えていました。
そして何より目を引いたのは稲の姿。青々とした穂が風に揺れ、収穫を目前にした田んぼは、まるで緑の絨毯のように一面に広がっています。
やがて稲は黄金色に染まり、1か月ほどで収穫の時を迎えるでしょう。
猛暑を超えて育った姿に、自然の確かさを感じます。
田んぼに広がる光景は、日々移ろう季節を静かに伝えてくれているようでした。
空模様は、晴れ間3割、雲7割といったところ。
地平線近くにわずかな隙間があり、そこから日の出が顔を出してくれました。
緑の田んぼと青い空、そして朝日がもたらすオレンジ色の光。
そのコントラストが、この時季ならではの景色を見せてくれます。
雲に覆われた空からのぞいた光は、かえって印象深いものでした。
暑さの厳しい日々が続いていても、虫の声や夜明けの光、稲の実りといった小さな変化が確かに秋の訪れを告げています。季節は静かに、けれど力強く歩みを進めている。
そんな白露の朝でした。



夏から秋へと移ろう今、私たちの暮らしもまた少しずつ衣替えの準備を始める頃。
朝の涼しさに耳を澄ませ、季節のリズムを感じながら一日をスタートさせるのも良いかもしれません。
季節は、ただ静かに巡っていく。
その流れの中で、また少し、わたしも動いていけたらと思います。
それでは、また次の季節でお会いしましょう。




